第11回目のプロエイジトークイベントは、マンダリン オリエンタル 東京に会場を移し、myDove会員を50名招いて華やかに開催しました。今回は趣向を変えて、トークイベントの前に立食パーティでお食事を楽しんでいただきました。飯野さんがいつもおっしゃる「トークイベントをお友だち作りの場としてほしい」という思いが伝わったように、お招きしたmyDove会員さん同士で話が盛り上がり、あちこちで賑やかな輪が出来ていました。


本日のゲストは、高い人気を誇る女性誌「STORY」と「美STORY」の編集長である山本由樹(やまもとゆき)氏。日本で一番ファッションコンシャスな編集長がいらっしゃるということで、飯野さんはシックな着物姿で登場されました。
2010年12月には67歳になられるという飯野さん。66年生きてきても、まだまだ知らないことがたくさんあると言います。この日は、知らないことに出会う感動を伝えるエピソードとして、「印伝(印傳)」と「函館旅行」についてお話してくださいました。
「印伝」とは羊または鹿のなめし革に漆をひいて模様をつけたもので、字が表わす通りインドから伝わったと言われています。友人から聞いて、存在は知ってはいたものの、あまり関心の持てなかった印伝でしたが、先日浅草でこの印伝に出会い、その素晴らしさに触れて非常に興味を持ったとのことでした。いつか印伝を買う、と言っていた友人の言葉にも納得した!と話してくれました。
そしてもう一つの感動、函館について。先月、講演会がきっかけで函館に行くことになった飯野さん。生まれて初めての函館なので事前に友人に「函館について知っていること」をヒアリングしたそうです。青函連絡船や五稜郭と共に知名度が高かったのが北島三郎さんの歌、「函館の女(ひと)」。そこで、1965年に発売された「函館の女」の歌詞をじっくり読んでみたところ、興味がわいてきて実際に聞いてみたそうです。このように、函館がきっかけでそれまで興味がなかった演歌を聞いてみたということは、人生を楽しむ一つのエッセンスだと飯野さんは話してくれました。
それまでイメージしていた函館は漁師の世界でしたが、訪れた函館は素晴らしい建造物がたくさんあり、西洋的でクラシックな街だったそうです。江戸時代末期、日本における外国の貿易港は函館、横浜、神戸、長崎の4つ。北海道・東北の玄関だった函館でガゴメ昆布という食材にも出会い、感動の嵐が吹き荒れた飯野さんでした。
本日のゲストスピーカーは、40代の女性たちのバイブルとも言われる雑誌「STORY」「美STORY」の編集長、山本由樹さんです。女性の心を掴む誌面を作りだす敏腕編集長のトークテーマは「女は一生現役主義!」です。
(飯野さん)雑誌の売れないこの時代に、山本編集長は大変売れている雑誌を作っています。「STORY」は昼の奥さん雑誌、「美STORY」は夜の奥さん雑誌と話していらっしゃいましたが、具体的にはどういう違いがあるんですか?
(山本さん)「STORY」はファッションを中心にした雑誌で、「美STORY」はビューティを中心にした雑誌です。
ファッションって装うもので、何かの役割を演じるために洋服を着ていると思うんです。例えば今日飯野さんが着物を着てきたことにも理由があるし、女性だったら妻や母、会社員など、その役割を演じるために服を着ているんだと思います。こちらが昼の奥さん雑誌「STORY」です。
そして夜になると洋服を脱ぐ時間が来る。すると今度はスキンケアとか自分自身に手をかける時間になるんですよね。こっちが夜の奥さん雑誌「美STORY」です。
昼の奥さんと夜の奥さんって全然違う顔を持っているんじゃないかっていうのが、「STORY」と「美STORY」の成り立ちなんです。昼と夜、人に言える自分と言えない自分、そういう両面があって初めて魅力的な女性になると思っています。
(飯野さん)なぜ「STORY」と「美STORY」は売れてると思われますか?
(山本さん)なんででしょうね(笑)ただ私はいつも、女の人の中の語られない欲望って何だろうなと考えながら雑誌を作っています。
(飯野さん) 山本さんっていつも新しいことに挑戦されてますよね。
(山本さん) 例えば「STORY」の1月号の付録はチャリティなんです。通常800円なんですが、1月号は80円プラスした特別定価となっています。この80円をユニセフに寄付し、マダガスカルの教育支援事業に役立てていただきます。社会との関わり合い方って色々あると思うんですが、チャリティとかボランティアとか、ちょっとだけ人のために何かしてみることで社会と接点を持つということを、皆さんに考えてみて欲しいと思ったんです。
(飯野さん) 雑誌を買うことでチャリティに参加するって、なかなかないですもんね。国民的美魔女コンテストというのもやられてますね。
(山本さん) 美魔女とは、 「外見美」「知的美」を両立、包含する「才色美」な美しき大人の女性たちのことです。2011年の現代用語の基礎知識にも載ったので、覚えて下さいね。
今年から始まった美魔女コンテストですが、これを単なる40代のミスコンにしたくなかった。人生で一番美しくなれるのが40代、人生のちょうど中間で一番美しくなれる時期が来るんですよとみんなに伝えたかったんですね。40代で輝くには色々なものを積み上げていかないといけない。いい経験も、涙を流すような思いも味わって、そしてそこに知性も積み重なってようやく40代で輝ける。40代で輝くにはやはり努力しないといけないんです。この努力が世の中を変え、日本を良くすると私は思ってます。
40半ばまでコツコツ積み上げて、美魔女と言われる年齢になって人生で一番美しく輝く。そこからはゆるやかに坂をくだりながら人生を収穫していく。人生の中間に美しさの頂点があるとしたら、ほとんどの女性が幸せになれるんじゃないかと思うんです。逆に20代が自分の頂点で、そこから60年間坂をおり続けると思ったら嫌ですよね。このような思いから美魔女コンテストを始めましたし、ゆくゆくは男子高校生にも美魔女という言葉を普及させたいと思っています。「お前のかーちゃん、美魔女だよな」なんて会話を男子高校生が交わすようになったら、日本は変わりますよ。
(飯野さん) 「STORY」の創刊当初から「女は一生現役主義」というページがあるんですが、そこではシニアの素敵な女性を紹介していますね。私も出たいって言ったんですが、残念ながら80歳にならないと出られないのだそうです。今まで登場した素敵な女性たちの話を教えて下さい。
(山本さん) 私の大好きな浅草の芸者さんがいて、お歳は87歳。今でも毎日お座敷に出てらっしゃいます。彼女は「芸者になって本当によかった」とおっしゃるんですね。理由を聞くと「好きで好きでたまらない人の子供を授かることができたから」と。そう語る彼女は本当に可愛らしく、つくづく女性って年齢関係なく灰になるまで女なんだな、と思いました。
この連載をやっていて思うのが、女性には女時計があるんだなということ。男時計と女時計があって、男は大体60歳くらいまでなんです、時計がちゃんと動くのは。60すぎるとあまり動かない。でも女の人の時計って80過ぎてもちゃんと時を刻んでるんです。男は多分短距離ランナー的な人生で、女性マラソン型の人生なんですね。
例えば飯野さんが働き出したのは35歳でしょ。定年まで25年働いたんですよね。私ももうすぐサラリーマンになって25年ですが、定年を待たずに燃え尽きそうです。そこで感じたのが、女の人ってスタートが遅くたってゴールがずっと先のほうにあると考えると、コツコツ積み上げていくことができるんだな、と。男は短距離型で先を見ないで生きているんですが、女の人は色々考えて、今自分が思うような人生を生きられてないと思ったら、こうやって飯野さんの話を聞きに来たりする。
女性の平均寿命が86歳だとすると、まだまだ時間がたくさんあるんです。だから女性には、ゆっくりと時を刻みながら、一歩一歩あるいていって欲しいなというのと、一生現役でいて欲しいと思っています。そしてもっともっとキレイになって欲しいですね。




フリープロデューサー。学習院卒。20代で結婚。一旦家庭に入るが、 35歳で離婚後初めて就職。広告代理店の営業ウーマンとして広告の世界で女性が活躍する素地を作った。中央宣興株式会社を経て 1995年から女性だけの広告代理店株式会社電通EYEの PR営業部長として、化粧品、ルイ・ヴィトングループ、フェラガモ、ポルシェ、BMW等、数々のブランドを担当。2004年に同社を退職。 現在はフリープロデューサーとして、数々の ラグジュアリーブランドの プレスイベントを演出。

1962年生まれ。上智大学新聞学科卒業後、1986年に光文社入社。 『女性自身』編集部にて16年。 2002年11月『ストーリィ』創刊から編集を手がける。2005年6月に同誌編集長に就任。 2009年8月『美ストーリィ』月刊化。現在、両誌の編集長を兼任中。 40代女性を美しく輝かせるために、ガンバッテマス! 公式ツイッターmetaboo70kgで、読者に向けて超個人的情報を発信中。


年齢と共に“女”であることを意図的に意識しないようにしてしまうことが多々あるのですが、自信を持って自然体で輝ける毎日を送る努力をしなくては!と思えるようになりました。
(chikoさん)
◆飯野さんの生き方が男前で素敵でした。年齢を重ねることは怖くないんだと思いました。
(もこぶーさん)
◆40代で輝くために、色々な経験をすることや努力することが必要ということがわかり、一生現役で美しく年を重ねるために頑張ろうとモチベーションが上がりました。
(ともみんさん)
◆私も離婚して子供を抱え、結構大変な生活をしていますが、いつも愛を持って生きています。飯野さんのように美しく年を重ねていけたらいいな、そうできるように頑張ろうと思いました。
(鯊子さん)
◆40才を過ぎて、ちょっぴり元気がなくなりそうなところでしたが、女時間はまだまだ長いというのもよくわかりましたし、もっと頑張ろうと思えた素敵なお話でした。
(シロ&レオンさん)
◆色々な経験が40代を輝かせる、人生の中間が40代という言葉が響きました。
(キロロンさん)
◆素敵に年を重ねていく秘訣を聞くことができました。キレイになるための努力を惜しまず、素敵な「美魔女」になるよう頑張りたいと思います!
(まきさん)